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2012年4月16日月曜日

為体。

読みは「ていたらく」。
「体たらく」という書き方の方がなじみのある人が多いと思う。
んで、たらくって何?  と思って調べてみた。

すると、大辞林によれば
『「体(てい)たり」のク語法。』だそうな。今度は「ク語法」がわからない。さらに調べてみる。

【ク語法】
『活用語の語尾に「く」が付いて、全体が名詞化される語法』だそうだ。
「願わくば」とか、「惜しむらくは」とかと同じものみたい。「願わくは」は、本来は「願はくは」と書くものだったようだ。でも「願わくは」の方しか見た事ない。


で、話は戻って「体たらく」。原意は「ようす、ありさま」の事だそうだ。
現代では「ったく、この体たらくだよ」というように、ネガな使われ方がメイン。ニュアンスとしては「このザマだ」って感じだろう。


なお、イラストレーターに「羽音たらく」という人がいる。ペン画で締まった黒の使い方をする人で、地力のしっかりした絵がぼくの好みに合う。
名前の由来がわからなくて、ずいぶん前に「たらく」で調べてみたけれど、意味はわからなかった。
「体たらく」の「たらく」と関係があるんだろうか。ちょっと気になる。

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