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2012年5月25日金曜日

tweet女将。

家族との会話で、高級料亭「吉兆」の話題が出た。
政治家や有名人が利用する、名に聞こえた高級料亭が、その金看板にあるまじきケチな料理の使い回しをしていた件で、幾度もニュースとなった例の事件の店だ。

「まだ吉兆ってやってるんだね、あんな不祥事があったのに」と母。
へー、そうなんだ。でも倒産したような……? と思い、ぐぐってみた。

するとwikiの「船場吉兆」の項目が引っかかったので読んでみると、料理の使い回しで事件になったのは「船場吉兆」。創業者の三女(の娘婿)にのれん分けされたグループ会社だった。
以下はwikipediaの記事。

吉兆グループ(本吉兆、京都吉兆、神戸吉兆、東京吉兆)とはグループ内であったものの定期的な会合を行う程度で資本関係は一切なく、営業方針もそれぞれに委ねられていた。」(参照元:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%88%B9%E5%A0%B4%E5%90%89%E5%85%86#.E5.AE.A2.E3.81.AE.E9.A3.9F.E3.81.B9.E6.AE.8B.E3.81.97.E3.81.AE.E5.86.8D.E6.8F.90.E4.BE.9B


これは知らなかった。吉兆はひとつじゃなかったのか。
船場吉兆は本家である「本吉兆」があるのと同じ大阪での大不祥事。世間の風当たりもさることながら、グループにどれほど泥を塗ったか。親族からどれほど怒られたろうか。強欲から生じた自業自得とはいえ、考えただけで胃がキュッと縮む。




さて。
この事件では、記者会見で矢面に立つ長男に対し、湯木佐知子社長が腹話術のように話す内容を指示する様子がTVで流れた。僕はこれを「つぶやき女将」と記憶していた(実際はささやき女将」という呼称の方が多く流布している模様)。
2012年現在、つぶやきと言えばツイート。なので、「ツイート女将」って呼ばれてないかな? と思い、ぐぐってみた次第。
でも、「ツイート女将」「ツィート女将」「tweet女将」のどれでぐぐってみても1件もヒットしなかった。
これは意外。twitterが世に一般化するよりちょっと前の事件だったということだろう。
なので、インターネットの海に初めて放たれる(多分)文字列としての誇りを込めて「tweet女将」をタイトルにした。誇らしい気持ちで一杯である。


考えてみれば、今や誰でも知っているtwitterだって、日本語版の公開は2008年4月23日。たった4年前に登場したものだ。時の流れの速さを改めて感じる。

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