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2012年6月5日火曜日

島嶼。

家族が「しましょぶ」と言った。
それを聞いてすぐに分かった。ああ、「島嶼部」のことか、と。
これは「とうしょ」と読む。「嶼」とは小さな島のことだとか。

浜松町の近くに、「島嶼会館」という建物がある。なんに使うんだろ?と思って調べてみると、どうやら東京都の島から来た人々が会議をしたり、宿泊したりする施設のようだ。
現在は東日本大震災による設備の損傷で旧館しているそうだ。新・島嶼会館のオープンも予定されているので、直すことはないという判断だろう。

東京都には島が330もあるそうだ。これはオドロキ。
うち人の住んでいるのは13。となると、この残りの317島には人が住んでいない。
どのくらいの大きさを以て「島」と称するんだろう?沖ノ鳥島くらい小さければ「嶼」になるんだろうか。
島の大きさは国際法上は定義がないらしい。その領海内の国が「島です!」と言えば島になる。
沖ノ鳥島、ただの岩礁にも見えなくもないが、あれは島。島です、間違いなく島。

自分は東京に住みながら、小笠原諸島はじめどの島にも行ったことがない。以前、祖父の友人がくさやをよく送ってくれた。
これは八丈島の特産。お役人がせっかく獲れた魚を持って行ってしまう(税金代わり?)ので、怒った島の人が魚の身に魚のハラワタを塗りつけたそうだ。
それを目の前にしたお役人たちが「臭や、くさや」と言ったことが名前の由来だと聞いた。

自分はくさやが大好物。焼いてしょうゆに漬けたくさやは、噛めば噛むほど味が染み出る。
青空の下、くさやがズラリと並べて干されている風景。一度は行ってこの目で見てみたい。

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