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2012年10月18日木曜日

ひかがみ。

少々古い本を読んだら、「ひかがみ」という言葉が出てきた。
「こめかみ」のような体の一部だろうという事は分かったけれど、どこだか分からない。なので調べてみた。

「ひかがみ」は「膕」または「膝窩(しっか)」「引屈み」と書く。
部位は膝の裏の窪んでいるところ。「ひきかがみ」の転。
別名はうつあし、よぼろ、ひっかがみ。

単に「ひざうら」でないあたり、日本語は言葉の充て方が細やかで奥が深い。
英語を読んでいて思うのは、日本語なら専門用語が充てられるような言葉も、平易な言葉の組み合わせで表現されていること。何か特別な言葉が充てられていると思って辞書を引いてみると、知ってる言葉の羅列で「えーっ、そんななの!?」と驚く事が少なくない。これはひとつの言葉が幅広い通有性をもつということでもある。
奥は深くないけれど、幅が広い。なんだか文字の縦書きと横書きとの対比のようで面白味がある。

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