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2012年10月3日水曜日

料峭。

【料峭】は、俳句で使う春の季語。
読みは「りょうしょう」。
意味はというと、春風が肌に寒く感じられること。
【峭】は「けわしい」と読み、山の細く鋭く尖ったすがたを表す。転じて、キビシイことをいう。「春寒料峭」という四字熟語があるそうだ。
【料】はというと、よく分からない。漢字源をみると、意味のひとつに「はかる。手でなでてみて、見当をつける。」とあるので、「山の険しきを肌で感じる」とでもいう意味だろうか。やっぱり正直よく分からない。

俳人の櫂未知子さんが、ずぅっと前に句会に出た時、この言葉を「りょうたこ」と読んだという笑い話をしていた。友人とタコ料理の事だろう、と勝手に納得していたものの、俳句の意味が通じないのでおかしいな?と思ったとか。
自分もいま俳句を勉強中。何も知らなくても俳句はできるけれど、季語を知ってると言葉の新味というか、面白みが出る。働くにつけ楽しむにつけ、やはりその世界なりの勉強は欠かせない。

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